耐震基準の変化

Add article:2017-09-15 11:10:22

最近は、ほとんど毎年大きな地震がどこかしらで起こっているように思えますね。海外での地震のニュースも多く、地球全体が大規模な地殻変動をしてるのだろうかと心配になるほどです。家を購入するにあたっては、やはり耐震基準が気になります。

新築の場合は、現行の最新の耐震基準に沿ったものが建てられます。しかし、問題は中古住宅を購入する場合です。耐震基準にも段階があり、大きな災害が起こるたびに刷新されています。中でも大きく耐震基準が更新されたのは1981年で、1981年以前の旧耐震基準で建てられた家は、大規模なリノベーションで耐震基準を満たせるレベルに改修されていない限り、強度に不安があると考えておくべきです。

耐震基準は2000年にも阪神淡路大震災の教訓を得て刷新されていますから、2000年以降に建てられた住宅ならより安心感がありますね。耐震基準が基準値を満たしていることは、住宅ローン控除の要件ともありますので、中古住宅を購入する際は耐震基準に沿ったものかどうかしっかりと調査をしておいた方が良いでしょう。

熊本地震でも大きな被害がでたことから、耐震基準についてはまた刷新される可能性があります。いざとなったら耐震補強リフォームを行うこと、その資金も見据えた上で中古住宅の購入を検討するべきでしょう。